住宅の建て主とつくり手の間にある「言葉の壁」を取り除く本を作りたい。
このような趣旨で書かれた本があります。
建てる前に読む
家づくりの基礎知識
発行 : 日経BP社
発売 : 日経BPマーケティング
この本は、「日経アーキテクチュア」という建築分野の専門雑誌を作っている日経BP社が、
いつも取材の中で聞く「細かいことは建築家にすべてお任せでした」と言う話に
・・・?????
と思い、専門用語が多すぎて、一般の人にはよくわからないことが、このお任せになっている。
もっと建て主に知識があれば、その家族にふさわしい住宅が出来上がる可能性が高まるはず。
との思いから書かれた本です。
これから家を建てたいと思われる方にはぜひ読んでいただきたいと思います。
第1章には
目次
省エネの基本
として
講師に宿谷正則、東京都市大学教授が執筆されています。
講義1 : 断熱性を高めると快適さが増すわけは?
12~15ページにいろいろ書いてます。
講義2 : 断熱指標の理解は数式だけでなく体で
講義3 : 混同しがちな断熱と遮熱の役割
講義4 : 気密性を高めるのは何のため?
講義5 : 省エネの注目技術、「ヒートポンプ」とは?
講義6 : 改正省エネ基準で知っておくべきことは?
建て主と作り手の間にある「言葉の壁」は、言葉の意味を正確に理解していない、あるいは建て主に正確に説明しようとしていない、作り手側に問題があるという事です。
今後は私もここに書いてあることを説明に使いたいと思います。
大変わかりやすく書かれています。
日本経済新聞2014/10/16で紹介されています。
特集:冬に備える家づくり
暖房の前にまず「断熱」 失敗しない家づくりの常識
「家は夏を旨とすべし」──。吉田兼好の「徒然草」から引用されたこの言葉が、日本の家づくりに大いなる誤解を招いていると指摘する専門家は多い。例えば、東京の冬は、フランスのパリやドイツのベルリンと大して変わらない。地球温暖化が騒がれているとはいえ、東京の冬は侮れない寒さだ。まして東北、北海道をや、である。間近に迫ってきた厳しい冬を前に、「冬を旨とした家づくり」のために知っておきたいポイントを3人の専門家に解説してもらう。今回は、日経BP社の日経アーキテクチュア誌が2014年9月22日に発行した「建てる前に読む 家づくりの基礎知識」から、分かっているつもりでも誤解している人が多い「断熱」の基礎知識を、東京都市大学教授の宿谷昌則氏に解説してもらった。聞き手は、ライターの萩原詩子氏。 記事はこちら 特集:冬に備える家づくり
Comments