滋賀のエコハウス:米原パッシブハウス
エコハウス、省エネ住宅、ZEHなどいろいろなキーワードで説明される省エネ住宅ですが
パッシブハウスはその中でも最高峰の性能を誇ります。
わたしも「米原パッシブハウス」を設計し、完成したパッシブハウスを体感して
「エコハウス」と「パッシブハウス」の違いを実感しました。
皆さんは「エコハウス」と「パッシブハウス」の違いがわかりますか。
今までの家と比べて90%の熱が逃げないと言われるパッシブハウスの5原則を説明した動画がよくできています。
非常にわかりやすいので紹介させていただきます。
以上によりほとんど冬に暖房が要らない家が出来上がります。
実はこれは夏にも当てはまるんです。
「熱」 を 「つめいたい熱」 に、
「温かい空気」 を 「冷えた空気」 に、
「熱を逃がさない」 を 「冷えた熱を逃がさい」
に置き換えてください。
これで、夏にもパッシブハウスの有効性がわかりますね。
実際のパッシブハウス設計では、上記5原則以上に細目がいっぱいあります。
細かく書きだすと際限がないので、一般的には5原則をうたっています。
その達成度は「90%の熱が逃げないと言われるレベル」です。
ですから、すぐに、設計できるようなものではないと思います。
工事もすぐに真似できるレベルではありません。
滋賀でいえば長浜であろうが、大津であろうが、信楽であろうが、
建設地関わらず、室温は同じで、使うエネルギーは同じ。という事
京都でいえば、京都市内であっても、舞鶴であっても、綾部であっても、
建設地関わらず、室温は同じで、使うエネルギーは同じ。という事
日本でいえば、沖縄であっても、長崎であっても、高知であっても、
岡山であっても、島根であっても、三重であっても、富山であっても、
長野であっても、静岡であっても、八丈島であっても、福島であっても、
青森であっても、国後島であっても、宗谷岬にあっても
建設地関わらず、室温は同じで、使うエネルギーは同じ。という事です。
これに対してエコハウスの定義として
環境省エコハウスモデル事業は「環境基本性能の確保」「自然・再生可能エネルギー活用」「エコライフスタイルと住まい方」「地域らしさ」の4点をあげています。
この「エコハウス」には住宅を使っている日常のエネルギーに対する明確な基準はありません。
沢山エネルギーが必要であっても、窓が少し断熱性が高ければ「エコハウス」です。
どれくらいのエネルギーが必要な家かわからなくても「エコハウス」です。
それに対してパッシブハウスは明確に使用可能エネルギーの上限が決められているのです。
それも、大変少なく。
パッシブハウスにするには
一般的にはエコハウスの3倍くらいの断熱性が必要になると思います。
「エコハウス」と「パッシブハウス」の違いを解っていただけましたでしょうか。
専門的にはいっぱい違いがある。
しかし、一般の方がもし、こまかな要望を専門家に言うにはあまりに難しいのが現状です。
ですから、「パッシブハウス」という言葉を使って、建物のレベルを表しているのです。
そして、そのレベルまで行かなくていいという方もおられると思います。
「エコハウス」と「パッシブハウス」
「エコハウス」に住みたい方、
パッシブハウスに住みたい方
それぞれの好みでいいと思います。
わたしはこの「エコハウス」の基準が無い事から、
国際基準である「パッシブハウス」基準で家を設計したいと思っています。
国際規格「ISO基準」の上に、「パッシブハウス基準」がありますので、世界基準で評価が出来ます。
これからは世界基準がわかりやすいですね。
実際のパッシブハウスを体感していただければ、きっとその基準がもたらす効果が実感出来ると思います。
パッシブハウスの動画はこちらから。
90秒でわかる、パッシブハウス。
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