住宅の基礎はどうして決まるのですか。
それは、住宅を建てる場所の地面の中を覗いてそれに適した基礎を設計するのです。
地面の中をのぞく方法はいろいろあって・・・。でも話が長くなるので、その件は次回にでも。
建築基準法で決められているのは、地盤の長期許容応力度qaを調べて、その強さにより選べる基礎形状が変わります。(建築物の基礎の構造方法及び構造計算の基準を定める件)
べた基礎がいいのか、布基礎がいいのか聞かれたのですが
基礎には大きく分けて4種類の構造があります。 ① 基礎杭を用いた構造(仕様規定) ➁ べた基礎(仕様規定) ③ 布基礎(仕様規定) ④ 仕様規定を満たさない場合の構造計算基準
➁ 「べた基礎」は地盤のqaが20KN/m2以上で使えます。 ③ 「布基礎」は地盤のqaがもう少し大きい30KN/m2以上でのみ使えるということ。 要するに「べた基礎」のほうが強度があるのでいろいろな地盤に使える基礎形式です。
目次
べた基礎の仕様
H12建設省告示第1347号第1第3項
布基礎の仕様
H12建設省告示第1347号第1第4項
布基礎の底盤の幅については地盤の長期許容応力度による下記の最低基準があります。
仕様規定を満たさない場合の構造計算基準
仕様規定を満たさない場合の構造計算基準の場合はいろんな基礎が可能です。 これは次回にしましょう。いろいろ出来ますよ。
まずは、地面の中を調べてからですね。
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